経営分析・労働分配率

分析 ビジネス

会社の業績が厳しい時、また今後会社の業績をより良くしたい時に経営分析を行う時がある。

一番わかり易い例が飲食店だ。

飲食店が売上を上げるにはどうすればよいか。売上高=客単価×客数(客席×回転数)である。

同様にして原価率、経費率等も分解して求めていけばよい。

では会計事務所はどうだろうか。

会計事務所の売上は、大雑把に言って顧問数×顧問料だ。

原価はシステム料、経費はほぼ人件費である。

このコロナの状況で利益を上げる会計事務所はどのように考える事が出来るだろうか。

顧問料の増加は難しい。そうすると顧客数を増やすしかない。

システム料はそこまで変化がない。人件費がアップしなければ利益に結び付く。

しかし良く考えてみて欲しい。

顧客数が増え、コロナ対応を行っているにも関わらず、人件費がアップしていない、という事は

労働分配率が低く、従業員1人当たりの負担が増加しているという事である。

経営者は常に顧客目線になりがちであるが、自分の足元をよく見て欲しいものである。

タイトルとURLをコピーしました