キャロットクラブ⑨

キャロット 一口馬主

2017年生まれの募集馬は、中距離向きのお手頃の芝馬が見つからなかったので、戦略を変更した。例えクラッシックに出走しなくても、ダート短距離などで堅実に走る産駒に出資しても良いのでは、と。

一頭の馬が一際目立ってよく見えた。父はサウスヴィグラス、母はソラコマチ、母の父サクラバクシンオー、母の母の父ウォーニングの産駒、馬名はジェネティクスである。

総額2,000万円で決して安くはなかったが、筋肉粒々の元横綱千代の富士の様な反則的な馬体。走るのに必要な筋肉であれば、この馬に勝てる馬はいないだろう、と思った。

新馬戦は想定通りダート1,200mで、ダントツ一番人気で圧勝。その後は得意な右回り、坂あり、1,200mの舞台では負けなし。ついにオープンまで上り詰めた。年明け4歳ですでに回収率が360%を超えた。

これからは地方交流重賞も勝ちまくり、2021年、2022年のJBCスプリントも選出されれば好勝負が出来るだろう。夢はドバイかアメリカBCスプリント。高額賞金を獲得し、種牡馬入りして欲しい。

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