発売年月日:1988年2月10日 機種:ファミリーコンピュータ 評価:★★★★☆
最初の職業選びが重要なゲームである。
オーソドックスに勇者・戦士・僧侶・魔法使いでゲームした場合に、レベル20到達時には体力の弱い魔法使いを賢者に転職するのが一般的である。そうすると僧侶は魔法使いから転職した賢者に能力で劣るため、その弱さが浮き彫りになってしまう。
それを考えるとスタート時のパーティーは下記2つのバーティーが良いと考えられる。
①勇者・戦士・武闘家・僧侶・・・僧侶を賢者に転職
メリット
・魔法使いが武闘家に代わっているため、遠征した際にMPが枯渇する心配がない。
・ほしふる腕輪が守備力アップ効果もあるため、武闘家の素早さ、守備力が直ぐに上限に達する。
デメリット
・武闘家の装備が鉄の爪しかない(黄金の爪はモンスター出現率が高すぎる)。
・会心の一撃の確立がレベルが低いうちは少ない。
・回復力が少ないメンバーなので、武闘家のラストボスの役割が賢者の石のみになる。
②勇者・戦士・僧侶・遊び人・・・遊び人を賢者に転職
メリット
・賢者が2名のため、攻撃力が強いボス戦では安定する
デメリット
・遊び人のレベルが20になるまでがきつい。
・全体的に攻撃力が低い。
上記はファミコン版から他の機種に移植される際に装備・バランス等が変更されている。
完成度が非常に高いゲームであるが、ドラゴンクエストなのにラストボスが竜でない、という所は残念である。
極めつけは「冒険の書」。復活の呪文の入力をする必要がなくなったが、バックアップデータが呪いの音楽とともに消えてしまう恐怖は何時までも耳から離れない。
色々とマイナス点を指摘してしまったが、それを大幅に上回るゲームの楽しさがあるので、プレイをしていない人は今からでも是非プレイしてもらいたい。