2002年4月のペイオフ解禁により、1000万円超の預金は全額保護されなくなった。この前後に銀行に入庫した私は、これに直面し、VIP客の預金流出・新規客の流入を目の当たりにした。
既存客の預金残の流出を食い止め、収益を上げるためにはどうしたらよいか。それは預金を投資信託に切り変えてもらい、手数料収入を稼ぐ事であった(すでに預金と貸金の利ザヤでは収益を稼ぎにくい状況であった。)
手数料収入は「投資信託の販売額(ボリューム)×手数料率×回転数」である。契約者・契約金額が少ない担当者は、ひたすら顧客の既存投資信託を回転させるしかない。
さらなる応用技(?)として、外貨預金・投資信託・変額保険の回転売買である。私は金融機関を退職したものも、この手法が私自身の考えに合わない事も理由の1つであった。
現在SBI証券でインデックスファンドをメインとして投資信託の購入を検討している。価格の変動が少ない、販売手数料ゼロ、信託報酬が安い。銀行員時代に販売していた商品・販売手法とは真逆である。
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