キャロットクラブ⑥

にんじん 一口馬主

一口馬主歴は10年を超え、初勝利を上げる事が出来た。次はオープン馬に出資して口取り参加をしたいと思っていた。

2013年生まれのアップクォーク号は、父ペーカバドというフランスで1.5流の種牡馬、母はフェルミオンの産駒だった。出資当時は牝系にタイキフォーチュン・タイキダイヤ等がおり、また出産年齢も若いため、1,400万円の出資金額を考えるとそれなりに活躍してくれるのでは、と当時は考えていた。

無事デビューを迎え初勝利まで少々時間を要したが、その後連勝を重ね、ラジオNIKKEI賞(G3)に出走する事が出来た(4着)。その後3勝する事が出来た。

4歳・5歳時には後のG1馬、アドマイヤリードと好勝負をしたり、GI好走歴のあるエアウィンザー、ブラックスピネル・ミッキーグローリーと互角以上の戦いを見せた。最終的に9,000万円以上の賞金を獲得し、十分楽しませてもらう事が出来た。

しかし、この馬が活躍する後半辺りから、クラブの色々な弊害が出始めるようになった。

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